本日、河口湖にあるアルフレックスのモデルハウス「カーサミア」見学のバスツアーに参加してきました。ショールームというよりは、まるで理想の家をそのまま再現したような、心からくつろげる空間でした。
カーサミアは、それぞれコンセプトの違う3棟の建物から構成されていました。一つひとつの棟が独立した「家」として造られていて、リビング、ダイニング、寝室と、異なるテーマのインテリアが丁寧にコーディネートされていました。
A棟のコンセプトは、40代夫婦と子ども1人のファミリーを想定した住まい。
夫婦ともに料理が趣味で、晴れた日はテラスでランチをしたり、近隣へキャンプに出かけたり。都心では味わえない自然に囲まれた暮らしを楽しみます。大きなL字キッチンは、家族の集う中心に。ホワイトを基調にしたクリーンな空間に、エッジの利いたモダンアートのインテリがアクセントになっていました。
B棟のコンセプトは、人生のセカンドステージを迎える夫婦が選んだ、緑豊かな湖畔の住まいを想定。
ゲストをもてなす華やかな時間と、二人でくつろぐ穏やかなひととき、過ごし方に合わせて空間の役割を分けた住宅です。ヨーロッパに見られる典型的なスクエア型住宅で、家の中心にある階段室を囲むように各部屋を配置。経年変化によって味わいを増した建具や壁仕上げを活かしながら、インテリアはイタリアンモダンのスタイルにアップデートされた住宅でした。
C棟のコンセプトは、4人家族が週末を過ごすセカンドハウスを想定したAタイプと、郊外に移住した二人暮らしの住まいをイメージしたBタイプ、2棟がつながったテラスハウス(連棟住宅)。
それぞれにインテリアの趣向を変え、住み手の個性が光るスタイリングを楽しめます。古いものと新しいものをミックスした、国やテイストにとらわれないジャンルレスな空間。それぞれの住み手が自分の感性で編集した各棟を比べながら、同じ建築でも家具選びとスタイリングで大きく変わるインテリアのおもしろさを実感できました。
家を建てる時やリフォームする時、つい間取りや壁紙、床材など、”箱”の部分ばかりに意識がいきがちですよね。でも、カーサミアで実際に空間を体験してみて、家具こそが暮らしの骨格を作るんだと、改めて気づかされました。どんなに素敵な”箱”でも、そこに置く家具次第で、居心地の良さや雰囲気は全く変わってしまいます。3つの異なる空間を体験することで、自分の理想とする暮らしがより明確に見えてきた気がします。
たくさんの家具の中で、特に感動したのがソファです。アルフレックスの洗練されたデザインはもちろんのこと、数多くのソファーを実際に触れて、座り心地を体感できたのが本当に良かったです。そのおかげで、カタログだけでは分からない、体を優しく包み込んでくれるような感覚を味わうことができました。
アルフレックスの家具はイタリアのモダンなデザインに、日本の職人さんが持つ繊細な技術が融合していて、シンプルなのに、心惹かれる存在感がありました。
実際の家の中で、家具のサイズ感や雰囲気を体感できたのは、ショールームやカタログで見るよりもずっとリアルで参考になりました。さらに、アルフレックスが創業以来大切にしてきた「心豊かな暮らし」という理念や、会社の歩みを知ることができたのも良かったです。その背景を知ることで、ただ美しいだけでなく、使い手のことを深く考えて作られていることが分かり、一つひとつの商品をより深く理解できたように感じます。今回の訪問で、家づくりと家具は切り離せない重要なものだということを再認識しました。
新築や模様替えを考えている方は、ぜひ一度カーサミアを訪れてみてください。きっと、新たな発見があるはずです。