弊社が土地探しから関わり、建築家・松田毅紀さん(HAN環境・建築設計事務所)が設計を手掛けた世田谷区野沢のプロジェクトが竣工を迎え、その完成見学会に行ってきました。
一昨年に松田さんより、お客様の土地探しのご依頼を受け、世田谷区、目黒区を中心にかなりの土地を回りましたが、いまひとつピンとくるものがなかったときに出会ったのがこちらの候補地。
間口6m×奥行き37mという超細長敷地。
当初、販売チラシだけを見た段階では「ないかな?!」と優先度を落としていた物件でしたが、松田さんと現地を回ったところ、敷地奥側の両サイドに建物がなく、ほどよい抜けと松の木が茂るじつに雰囲気のよい立地であることを確認。
この時点で松田さんは「間口は狭いけど、手前と奥に建物を配し、両棟をブリッジのように廊下で結ぶのもおもしろいかも・・・。中庭や隣地の借景も取り込みながらね」とすでに本宅の構想がクリアに描けていました。
お客様もすでにこの土地はインターネットなどでなんとなくご覧になられていたようですが、やはり「ないかな?!」と優先順位を落としていた物件でした。
松田さんと上記の「構想」を提案したところ、「あっ、それいいですね!」と一気にイメージが共有され、前向きになっていったのが印象的でした。
弊社は、こうして土地探し段階から建築家と一緒に土地を巡りながら、【建築視点&住み手目線】で完成後の家をイメージするところから始めるんですが、こちらのプロジェクトもまさにそうしたプロセスからカタチにしていったおうちでした。
これからもこうしたプロセスを磨き上げ、うち(FDB)ならではの土地探しのスタイルに磨きをかけていきたいと思っています。